(ブルームバーグ): 世界最大級のカスタムカー展示会「東京オートサロン」が14日に開幕した。昨年は新型コロナウイルス禍の影響でオンライン開催となり幕張メッセ(千葉市)での開催は2年ぶり。国内外の自動車メーカー、タイヤメーカー、カスタムショップなど約400社が出展した。

大手自動車メーカーの展示に加え、会場には高級車から軽トラックまで幅広い車種をベースに斬新な意匠を凝らしたカスタムカーが数多く展示された。トヨタ自動車のモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing(TGR)」はレース専用車両のコンセプトカー「GR GT3 Concept」を発表した。TGRの佐藤恒治プレジデントは同日のオンライン記者会見で「年末には試作車ができる」と明かした。最も多くの報道陣を集めていたブースの一つは日産自動車。同社は昨年8月に米国で発表した新型スポーツカー「フェアレディZ(米国名Z)」の日本市場モデルや特別仕様車などを公開した。同社の田村宏志チーフ・プロダクトスペシャリストは、別にエンブレムを作成するといった手間はかかるが、日本市場でより浸透している「フェアレディZ」という名前を大事にしていると説明した。ホンダは、2022年発売予定の「シビック・タイプR」のプロトタイプを展示。ランボルギーニの「アヴェンタドールLP700−4ロードスター」をベースとした車両。1万個以上のスワロフスキーの製品を使ってランボルギーニの雄牛のエンブレムを再現。ダイハツ工業の軽商用車「ハイゼットトラック」にルーフテントを搭載。さらに、太陽光パネルとリチウムイオンバッテリーも装備しているため、ドライヤーなどの家電製品も使用が可能。高級車ロールスロイスのスポーツタイプ多目的車(SUV)「カリナン」の最上位モデルをベースとした車両。トヨタの高級車「センチュリー」のボディーを大きく延長してリムジン化。日本自動車大学校の生徒が中心となって約120日かけて製作した。1929年型フォード・モデルAを約900万円かけてレストア(復元)し、公道を走行することも可能に。スズキの軽トラック「キャリイトラック」をデコトラ化。ハーレーダビッドソンの二輪車に独自の塗料を施すことでメタル調に。ひな人形をモチーフに製作された車両。高速道路用に製作され、唯一現存するポルシェ912のパトロールカーはタイヤなど消耗品以外はほぼ当時のまま。ベッドマットに畳風レザーを使うなど和の雰囲気を強調した軽キャンパー。3人乗りのトライク(三輪車)も展示。

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