(ブルームバーグ): 昨年10ー12月(第4四半期)のドイツ経済は最大1%縮小した。サプライチェーンの目詰まりによる生産抑制や30年ぶりの高いインフレ率に加え、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の出現が景気の足を引っ張った。

  ドイツ連邦統計局が14日の会見で明らかにしたところによれば、同国の国内総生産(GDP)は第4四半期に0.5ー1%減少した。

 

  2021年の経済成長率は2.7%と、市場予想の中央値に一致した。ただ、他の欧州主要国に比べると、コロナ禍からの回復ペースは鈍い。今月下旬に発表されるフランス、イタリア、スペインの昨年の経済成長率はいずれも4.5%以上と予想されている。

  ドイツ経済低迷の大きな要因は、製造業への強い依存がある。かつての危機で同国を幾度となく助けてきた製造業だが、今では半導体の枯渇や部品調達がますます困難になる中で苦境に陥っている。

  インフレ加速も景気の障害だ。ドイツ小売業連盟(HDE)が実施した食料品を除く小売業者への調査によれば、80%近くが年末商戦の結果は芳しくなかったと回答した。新型コロナ対策の一環で、ワクチン未接種で感染から回復していない人の買い物を禁止する規則も売り上げに影響した。

 

 

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