(ブルームバーグ): 1月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は、前月比で予想より大幅な低下となった。インフレの急上昇や、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対する懸念が重しとなった。

  1年先のインフレ期待は4.9%と2008年以来の高さに並び、5−10年先のインフレ期待は2011年以来の高水準となる3.1%に達した。昨年12月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7%上昇、1982年以来の高い伸びを記録した。

米消費者物価指数、前年比で39年ぶり大幅上昇−利上げ観測後押し

  オミクロン株によるコロナ感染急拡大も消費者マインドを圧迫した。新たな感染増は学校や事業に影響を及ぼし、多くが旅行やオフィス復帰などの計画見直しを余儀なくされている。労働市場の堅調さは家計へのプラス要因だが、賃金上昇分の大半はインフレ上昇によって相殺され、消費者の購買力を弱めている。

  家計状況についての設問で、1年前に比べ暮らし向きが悪いと回答した人の割合は33%。経済活動停止が相次いだ2020年4月(32%)に近い低水準となった。この傾向は低所得者の間で顕著で、家計が悪化したとの回答は、低所得層では高所得層の2倍だった。

  現況指数は73.2と、2011年以来の低水準。期待指数は65.9に低下した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加して更新します)

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