(ブルームバーグ): 米連邦取引委員会(FTC)と複数の州は、反競争的な慣行の疑いがあるとしてメタ・プラットフォームズ傘下の仮想現実(VR)ヘッドセットメーカー、オキュラスを調査している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。メタはソーシャルメディア大手フェイスブックの親会社。

  関係者らによればFTCならびにニューヨーク、テネシー、ノースカロライナなどの各州は、この調査の一環としてここ数カ月にオキュラスのアプリを開発する外部の業者から聞き取りを行った。メタがVR市場での支配的な立場を利用して競争を阻害している可能性があるとみているという。関係者らは情報が公になっていないとして、匿名を条件に語った。

  開発業者への聞き取り調査でFTCは、オキュラスのアプリストアでメタの自社ソフトウエアと競合するサードパーティーが不公平な扱いを受けている可能性について尋ねている。またメタによるVRヘッドセット「オキュラス」の販売戦略と、オキュラスの価格が競合他社を不利な状況に置いているかについても関心があるという。メタは「オキュラス・クエスト2」を299ドル(約3万4000円)で販売しており、これは台湾の宏達国際電子(HTC)などから出ている一部モデルを大きく下回る。

  メタの担当者ならびに、ニューヨーク州とテネシー州の司法長官にコメントを求めて連絡を取ったが、これまでに返答はない。FTCとノースカロライナ州司法長官はコメントを控えた。

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