(ブルームバーグ): 17日の原油先物相場は上昇。需給逼迫(ひっぱく)や新型コロナウイルスのオミクロン変異株の影響を巡る懸念緩和を背景に、北海ブレント原油が2014年以来の高値付近で推移している。

  ニューヨーク原油先物はキング牧師生誕記念日の米祝日で薄商いながら、1バレル=84ドル台に上昇。4週連続で上昇してきたブレントは冬季で暖房油の需要が高まる状況の中で同86ドルを上回っている。また、イエメンの親イラン武装勢力フーシ派がアラブ首長国連邦(UAE)にドローン攻撃を仕掛けたと発表し、地政学的な緊張が再燃した。この攻撃で首都アブダビ郊外では爆発が起き、3人が死亡した。

イラン支援のフーシ派がUAE攻撃、3人死亡−アブダビ空港で火災

  原油市場では供給逼迫の増大と旺盛な需要が期近物のプレミアムで示唆され、バックワーデーション(逆ざや)と呼ばれる強気のパターンが形成されている。この日は中国の景気減速のサインが弱材料となったものの、ビトル・グループは原油高が正当化されており、先物はさらに上昇する可能性があると指摘した。

原油価格にまだ上昇余地、今年すでに10%超値上がりでも−ビトル

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は0.6%高の同84.30ドル。ブレント3月限は0.4%高の86.48ドル。一時は86.71ドルと、14年10月以来の高値に迫った。 

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