(ブルームバーグ): 資産家ジョージ・ソロス氏のソロス・ファンド・マネジメントや、仮想通貨取引所ジェミニを創業したウィンクルボス兄弟のベンチャーキャピタルなどが、非代替性トークン(NFT)やメタバース(仮想空間)のゲームを手がけるアニモカ・ブランズに出資した。同社の企業価値は50億ドル(約5700億円)に押し上げられ、従来の2倍余りとなった。

  昨年10月には仮想通貨取引所FTXトレーディングの企業価値が250億ドルに達し、今月はNFT取引プラットフォームのオープンシーが130億ドルを超えるなど、ブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術を駆使した企業の評価額はこの1年間にうなぎ登りとなっている。アニモカは昨年10月の資金調達で22億ドルと評価されていた。今回調達した3億5900万ドルは、昨年全体での調達額を上回る。

  発表資料によると、今回の資金調達は既存出資者のリバティ−・シティー・ベンチャーズが率いた。アニモカとその子会社はNFTのほかにも、ブロックチェーンに基づいたゲームを提供する。自社製のものもあれば、第3者ブランドとのコラボレーションもあり、モバイル端末や家庭用ゲーム機、ウェブ上で展開する。

  香港に本社を置くアニモカはサッカーチームや自動車レースなどとパートナー契約を結び、NFTの制作と発行を手がける。昨年7月に企業価値が10億ドルを突破した際には、ユニコーンのステータス獲得を記念するNFTを投資家に配布した。

 

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