(ブルームバーグ): 米国の反トラスト(独占禁止)当局トップ2人が18日、企業の合併・買収(M&A)審査の厳格化に取り組むと表明した。各業界で既に進む独占・寡占を一段と悪化させる恐れがあるM&Aの急増に対処するため、新たな枠組みが必要だと説明した。

  司法省の反トラスト部門責任者ジョナサン・カンター氏と連邦取引委員会(FTC)のカーン委員長は各分野で競争が阻害されないよう、取引が反トラスト法に反するかどうかの判断基準であるM&Aガイドラインを見直す必要があると述べた。

  カンター氏はカーン委員長と共に記者会見に臨み、「デジタル革命はテクノロジーのような市場だけでなく米経済のあらゆる市場に影響を及ぼしており、こうした市場の多くは徹底的に再構築されている」と指摘。「現在の市場と市場機能の現実を十分に理解できるツールの確保が今、絶対的に必要だ」と話した。

  バイデン大統領は反トラスト法の執行と規制を通じて独占拡大阻止と競争増進に取り組んでおり、今回の動きはこれをさらに推し進めるものになる。

U.S. Antitrust Cops Eye Tougher Merger Rules Amid M&A Surge (1)(抜粋)

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