(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスのオミクロン変異株は従来のウイルス型に比べ子供へのリスクが大きい可能性が、南アフリカ共和国最大級の医療保険プログラムの入院データ研究で明らかになった。

  新型コロナ関連の5万6164件の入院データによると、オミクロン株流行時の4歳以下の入院率はデルタ株に比べて49%高かった。最初のウイルス型とベータ株が流行の主流だった時よりも高い。南アの国立伝染病研究所(NICD)によるデータ分析で判明した。

  一方、大人についてのデータではオミクロン株流行時の入院率が、南アで大きな感染拡大を招いた4つのウイルス型の中で最も低かった。

  NICDは19日の発表文で、「18歳未満は感染者に占める割合がますます高まっており、上昇傾向にある高い入院率と関係がある」とした上で、「年齢の低い人たちが、大人に比べオミクロン株からより広く影響を受けることを示唆しているかもしれない」と論じた。

  ただ南アでは昨年11月上旬まで12−17歳がワクチン接種を受けられなかったことや12歳未満は接種の対象外であることで、分析結果にゆがみが生じている可能性にも言及した。

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