(ブルームバーグ): 東京株式相場は反落。米国で金融引き締め懸念を背景にしたハイテクなどの成長株売りに歯止めがかからず、投資家の不安が高まった。東京エレクトロンなどの半導体製造装置株が軒並み値を崩した。1月が減産になる見通しとなったトヨタ自動車の株価も値を下げ、他の自動車株にも売りが広がった。ただ午後の株価指数は下げ幅を縮めた。朝方は値下がりしていた空運や陸運株が切り返し、相場を支えた。

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

金融引き締めを急ぐ米国の株安が続き、日本株も連れ安した昨年末からパフォーマンスが良かった自動車や半導体などのセクターに利益確定の売りが出た一方で、電気・ガスなどのディフェンシブ銘柄に資金が逃避した。海外では新型コロナウイルス感染拡大がすでにピークアウトしている国もあり、影響は限られるとの見方から空運や陸運株は高かった米国は小売売上高などの経済指標を見ても消費回復に陰りが出始めている。20日発表の米中古住宅販売件数も減少した。世界的に景気回復が遅れるのではとの警戒感が広がった

東証33業種

背景

TOPIXが調整相場入り−昨年高値から1割超える下落トヨタ:コロナ感染の影響拡大、1月は計画比4万7000台の減産に東京のコロナ感染8638人と過去最多、1週間後は1万8000人超と試算米中古住宅販売、12月は4カ月ぶり減少−在庫不足と金利上昇で ドル・円相場は1ドル=113円台後半で推移、前日の日本株終値時点は114円47銭

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