(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)はまだ終わっていないが、巣ごもり需要の拡大を背景に業績を伸ばしていた企業への投資ブームは消えつつある。

  動画配信サービスのネットフリックスとホームフィットネス事業のペロトン・インタラクティブはともにロックダウン(都市封鎖)時期の代表的な勝ち組企業だが、20日にそろって株価が急落。投資家の「パンデミックトレード」離れが浮き彫りとなった。

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  21日の米株市場ではネットフリックスは一時25%安となり、2014年10月以来の大幅安を演じた。前日に24%で引けたペロトン株は反発し、一時16%高となった。

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  輝きを失ったかつての勝ち組は両社だけにとどまらない。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズとドキュサインの株価はともに2020年5月以来の安値水準で推移している。両銘柄は過去最高値から時価総額が半分未満に縮小した。マスクなどの需要が強かったオンライン市場運営会社エッツィの株価は、昨年11月の高値から45%余り下落している。

  マッコーリー・キャピタルのアナリスト、ポール・ゴールディング氏は「コロナ後の需要という点では、ある程度のソフトランディング(軟着陸)もあり得ると考えていた」とした上で、「そうした期待はある程度打ち砕かれた」と語った。

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  来週にはマイクロソフトやアップルなど巨大ハイテク企業が四半期決算を発表する。

  ループ・ベンチャーズの共同創業者、ジーン・マンスター氏は「心の準備が必要だ」とし、ネットフリックスなどの結果は「他のテクノロジー企業にも影を落としている」と指摘。アップルの決算発表と米連邦公開市場委員会(FOMC)会合まで「テクノロジー株は緊張を強いられるだろう」と述べた。

Netflix, Peloton Bring Pandemic-Stock Era to Shuddering Halt (2)(抜粋)

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