(ブルームバーグ): サンダース米上院議員(無所属)は23日、バイデン政権の政策課題の実現に向け民主党が方針転換すべき時であり、大統領が推し進める主要な経済法案の一部を上院で採決した後、残りの部分の可決を目指すべきだとの見解を示した。

  サンダース議員はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ネーション」で、民主党のマンチン、シネマ両上院議員との「いわゆる交渉」に6カ月を費やしてきた後、「われわれは採決し始める必要がある」と発言。「勤労者世帯の生活に影響する法案の重要な部分を上院本会議に持ち込む必要がある」と語った。

  バイデン政権が推進する税制・支出法案は、財政調整プロセスを活用することで共和党によるフィリバスターと呼ばれる議事妨害行為を回避でき、50人の賛成票確保で可決できる。この1年間、同法案の重要な部分の修正を主張するマンチン、シネマ両議員との交渉が長引き、大統領と民主党の支持率は低下した。

  民主党と会派を組むサンダース議員は、同法案のうち超党派の関心を集めている処方薬コストに関する交渉など、国民の間で幅広く支持されている部分について両党の上院議員に立場を明確にさせるべきだと主張。「一部の項目については50票以上の賛成票が集まるとの感触がある。それらをまとめ、非常に重要なものを可決できるだろう」と語った。

  バイデン大統領は先週19日、2兆ドル(約230兆円)規模の税制・支出法案について、おそらく分割が必要になるとの見解を示していた。

バイデン米大統領、税制・支出案の分割必要になるのは明らか

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