(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインは6日ぶりに上昇。米国株が取引終盤に上げに転じ、世界的な相場急落後も投資家がある程度のリスクテーク意欲を持ち続けていることが示唆された。

  ビットコインは米東部時間24日午後4時36分(日本時間25日午前6時36分)現在、6.2%高の3万7548ドル。一時は昨年7月以来の安値である3万2970ドルまで下げた。イーサは約1.7%高の2463ドル。一時は7月以来の安値に沈んでいた。

  仮想通貨は米株式相場の上昇に沿って持ち直した。ハイテク株の比重が高いナスダック100指数とビットコインの40日間の相関係数は0.66近くに達した。これは2010年までさかのぼるブルームバーグ集計データで最大。S&P500種株価指数との同様の係数も記録的な水準となった。

  仮想通貨に対するこのところの売り圧力についてトレーダーらは、米金融当局のタカ派シグナルや株式市場でのテクノロジー関連銘柄売りでリスク資産から資金が流出していることを理由に挙げている。ビットコインは昨年11月につけた6万9000ドルの最高値から50%余り下落した。

  セキュリタイズの資産運用部門セキュリタイズ・キャピタルの責任者ウィルフレッド・デイ氏は、3万ドルが心理的に重要であり、ビットコインはその水準付近である程度支えられるだろうと指摘。ただ、売りが続いて2万7000ドルまで下げれば、「強気相場の開始時に参加したマイナー(採掘者)は問題に直面するだろう」と語った。

©2022 Bloomberg L.P.