(ブルームバーグ): リクルートホールディングスは28日、自己株を株式公開買い付け(TOB)で取得すると発表した。買付総額は最大約1558億円で、既存株主のNTTデータ、博報堂DYホールディングス、TBSテレビが応募する。

  発表資料によると買付価格は4581円で、28日終値5305円から約14%のディスカウント。買付予定株数は3400万株、発行済み総数に対する割合は2.06%。買付期間は31日から3月1日まで。

  買い付けを決めた背景について同社は、2021年10月下旬に保有比率1.71%で第9位(21年9月30日時点)のNTTデータから、所有株の一部を売却したいとの打診を受けたほか、12位株主のTBSテレビ、22位の博報堂DYからも売却の意向を確認したためだと説明した。

             出所:リクルートHDの発表資料

  TOBという手法を選択した理由については、不規則な市場での売却で株価に下落圧力がかかる懸念を緩和することに加え、「他の株主への売却機会の提供」と「市場価格から一定のディスカウントを行った価格での普通株式の買い付けが可能である」と説明している。

  なお同社は、TOBの資金については全額を自己資金で賄う予定としている。自己株の処分は現時点で未定ながら、普通株を対価とする戦略的M&Aや、新株予約権行使時の株式交付、従業員を対象とした報酬などに利用する可能性があるとしている。

凸版印刷がリクルトH株の一部売り出し、1096億円規模−タームシート

  株主による同社株式の売却を巡っては、昨年12月9日、2.95%の株式を保有する凸版印刷が1500万株を売り出すと報じられ、翌日に約5.5%、翌々日の営業日に3.7%下落したことがあった。

(TOBを行う理由などについて詳細を更新しました。)

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