(ブルームバーグ): 長期金利は0.25%で高止まり。米国の金融引き締め加速観測を背景とした海外の金利上昇圧力が国内に波及している。日本銀行は金利上昇の抑制を図るため、午前に指し値オペを通知、夕方には連続指し値オペをあす以降実施する意向を示した。

  長期金利の指標である新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.25%で寄り付き、指し値オペ後も同水準で推移した。同オペに対する応札額は2251億円で全額落札された。

  日銀は同日午後に10年国債を0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを一定期間行うと通知、金利上昇を抑制する姿勢を再度明確に示した。連続指し値オペの発動は3月29日ー31日以来で、今回は4月21日ー26日までと期間が延びた。

  日銀金融市場局は、「このところの長期金利の動きなどを踏まえて引き続き10年物国債金利の操作目標を0%程度とする金融市場調節方針をしっかり実現するよう公表したものである」とコメントした。

  大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、「米国の金利上昇が止まっていないという認識を皆が持っているし、連続指し値オペや臨時オペをやった3月のころよりは、日本のイールドカーブ(利回り曲線)はスティープ(傾斜)化していなかった」と指摘。「今回は米国の要因を中心に、金利が下がらないと思ったからこそきょうやることにしたのだろう」と述べた。

 

背景

19日の米10年物国債利回りは前日比8bp高い2.94%程度。この日の時間外取引で一時2.98%近辺まで上昇米10年国債の実質利回りプラスに、2020年以来−0.008%に上昇日銀は長期金利年限を現時点で5年にすべきでない−IMF対日責任者ドル・円反落、日銀指し値オペ後に利益確定が優勢に−128円台前半

新発国債利回り(午後3時時点)

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