(ブルームバーグ): 米ジャンク(投機的格付け)債のうち、景気の足元が怪しくなる場合、デフォルト(債務不履行)の危険が最も高いCCC格付け債の魅力が失われた。

  CCC格付け債の米国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は、経済成長が減速し、リセッション(景気後退)の可能性が高まりつつあるとの不安から今月に入り50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後拡大した。

  ブルームバーグの集計データによれば、年初来のスプレッドの拡大幅は125bpと、BB格付け債(57bp)やジャンク債全体の平均(69bp)を上回る。

  ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのリサーチアナリスト、ジャック・パーカー氏は「われわれはクレジットリスクの点で市場の最悪の部分を遠ざけつつある。インタレストカバレッジが低く、コベナンツも緩く、ビジネスの落ち込みを経験する際に対応を誤る余地がほとんどない借り入れ比率の高いレバレッジド・バイアウト(LBO)を中心にCCCリスクを避けることが賢明だろう」と指摘した。

  クレジット市場全体がインフレ加速とロシアのウクライナ侵攻で打撃を受ける中で、利回りの高いCCC債は、格付けがより高く、金利上昇により敏感な債券と比較し最近までよく持ちこたえてきた。CCC債の発行体は、少ないフリーキャッシュフロー(FCF)や利益に比べ借り入れ水準が高く、経済ショックに脆弱(ぜいじゃく)な企業にとっての指標となる。

 

Junkiest Junk Bonds Flash Warning Sign in High-Yield Market (1)(抜粋)

©2022 Bloomberg L.P.