(ブルームバーグ): 欧州の3月の新車販売台数が9カ月連続で減少した。ウクライナでの戦争がサプライチェーンをさらに逼迫(ひっぱく)させ、インフレ高進を促す状況だが、不足が緩和されれば記録的な物価高騰が需要を損なう危険もある。

  欧州自動車工業会(ACEA)が20日発表した3月の新車登録台数は前年同月比19%減の113万台。1−3月(第1四半期)は前年同期比11%減となった。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、マイケル・ディーン氏は、「ウクライナでの戦争に関係する部品不足と生産停止が供給を制限し、予想される販売回復を遅らせるはずだ」とリポートで指摘した。

  ロシアのウクライナ侵攻に伴う供給の混乱を受け、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)やBMWが一時的に生産を停止。半導体サプライチェーンの障害は来年も続くと見込まれ、需要が供給を上回る状態が続いているが、ユーロ圏の高インフレが購入の判断に影響し始める可能性があると予測会社LMCオートモーティブは分析した。

 

 

 

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