(ブルームバーグ): ヘッジファンド運営会社ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントでは、アラン・ハワード氏の時代が終わりを迎えたようだ。

  事情について直接知る複数の関係者によれば、ブレバンの共同創業者でベテラン投資家のハワード氏は、同社においてもはや多額の資金運用に携わっていない。同氏は既に2019年には日々の経営からは退いていたが、つい昨年まで自身のファンドや一部顧客の資金などで運用を続けていた。

  ブレバンのアロン・ランディ最高経営責任者(CEO)は、個人への依存を減らし、会社としてのリターン獲得拡大に努めている。そうした戦略が奏功して同社は再び顧客と資産を呼び込み、リターンも上昇している。

  関係者らによれば、ハワード氏はマクロトレーディングを減らしている一方、ブレバンが目指すデジタル資産分野への拡大にはなお深く関わっている。同社はデジタル資産を有望なマクロ資産クラスと捉えている。

  ブルームバーグが確認した投資家向けの文書によれば、ブレバンの運用資産90億ドル(約1兆1500億円)の旗艦ヘッジファンドは、年初から4月8日までの時点で約11%のリターンを上げている。

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