(ブルームバーグ): 決選投票を今週末に控えたフランス大統領選は、再選を目指す現職マクロン大統領が勝利に近づきつつある。対立候補である極右政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏がマクロン氏と支持率の差を埋める時間はほとんど残されていない。

  両氏の支持率の差は第1回投票が行われた10日以降広がっており、マクロン氏が約11ポイント差でリードしている。ルペン氏の経済政策面での弱さが目立ち、右派・左派いずれの議員もマクロン氏の味方となっている。ウクライナでの戦争を背景とした経験豊富な指導者という印象もマクロン氏に有利に働いている。

  ルペン氏は20日夜に行われた討論会でマクロン氏に打撃を与えることができなかった。注目を集めた討論会だったが、両陣営とも新たな支持者の獲得にはつながらなかったようだ。討論会終了後の調査では、視聴者はマクロン氏にやや説得力があったと受け止めていたことが示唆された。

両候補が激しい応酬、仏大統領選討論会−視聴者はマクロン氏に軍配

  欧州各国の指導者も選挙の行方を注視している。ドイツのショルツ首相、スペインのサンチェス首相、ポルトガルのコスタ首相は21日付の各紙に掲載された連名の寄稿で、有権者にルペン氏を支持しないよう呼び掛けた。ただ3首相は明確にマクロン氏を支持することは控えた。

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