(ブルームバーグ): 22日の米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は週間ベースでは3週連続で下げた。期待外れの企業決算と、積極的な米利上げへの警戒感が投資家マインドを圧迫した。

  S&P500種は前日比2.8%安の4271.78。ダウ工業株30種平均は981.36ドル(2.8%)安の33811.40ドル。ナスダック総合指数は2.6%低下。

  S&P500種は3月7日以来の大幅安となった。大型ハイテク株で構成するナスダック100指数も大きく下落し、月初来で9%を超える下げとなった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は1カ月ぶりの高水準に達した。

  2022年通期の売上高予想を下方修正したベライゾン・コミュニケーションズは約2年ぶりの大幅下落。1−3月決算で費用が市場予想以上に増加したアメリカン・エキスプレス(アメックス)も下げた。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時3分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.897%。

  ロンバー・オディエ・アセット・マネジメントのマクロ担当責任者、フロリアン・イエルポ氏は「より積極的な金融政策が短期金利に広く織り込まれつつあり、その他の年限にも影響が及んでいる」と指摘。「やや心もとない決算発表シーズンを背景に、株式市場はこうした利回り急上昇の織り込みで苦戦した」と話した。

  外国為替市場ではドルが主要通貨の全てに対し上昇。米金融当局が一段と積極的な政策引き締めを実施するとの見方が強まった。一方、ポンドは下げ、ドルに対し2020年9月以来の安値。英小売売上高が予想以上に悪化したことで売りが膨らんだ。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%上昇。3週続伸となった。ニューヨーク時間午後4時3分現在、ドルは対円で0.1%高の1ドル=128円53銭。景気の「過熱」を懸念すべき状況にはないとの黒田東彦日銀総裁の発言の後、ドルは日中高値を付けた。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.0798ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。週間ベースではここ4週間で3度目の下げとなった。世界最大の原油輸入国である中国で燃料消費が大幅に落ち込むとの見通しや、米金融当局がインフレ抑制に向け金融政策を積極的に引き締めると示唆したことが重しになった。

  中国のエネルギー業界に詳しい複数の関係者によれば、同国の燃料需要は4月に前年同月比で20%落ち込むと予想されている。

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  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は前日比1.72ドル(1.7%)安の1バレル=102.07ドルで終了。週間では4ドル超下げた。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.68ドル安の106.65ドル。

  ニューヨーク金相場は続落し、週間ベースでも下落。想定より速いペースでの米利上げ観測を背景にドルが上昇したことから、金の売りが優勢になった。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前日、5月会合での0.5ポイント利上げの可能性を示唆し、これまでで最も積極的なインフレ抑制のアプローチの概要を明らかにした。

パウエルFRB議長、0.5ポイント利上げに向けタカ派姿勢強める

  金スポットはニューヨーク時間午後3時18分現在、前日比0.8%安の1オンス=1935.19ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、0.7%安の1934.30ドルで引けた。週間では2.1%下げた。

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