(ブルームバーグ): 中国で新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、北京も封鎖されるとのニュースを受け、25日の市場では中国株や商品、人民元が売られた。

  本土株の指標CSI300指数は前週末比4.9%安の3814.91と、2020年4月以来の安値で引けた。資本流出懸念でオフショア人民元は1年5カ月ぶりの安値となったほか、ニューヨーク原油先物価格は中国の需要を巡る不安から1バレル=100ドルを下回った。

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     上海総合指数は5.1%安の2928.51と、3000台を割り込んで終了。香港市場では中国のテクノロジー株から成るハンセンテック指数が4.9%下落した。香港株の指標ハンセン指数は3.7%安の1万9869.34と、2万台割れ。

   広発資産管理(香港)のポートフォリオマネジャー、ケビン・リ氏は「北京市のコロナ感染状況が、景気を損ねる封鎖が長期化している上海市と同じになるのではないかとの懸念がある」と指摘した。

オフショア人民元、2営業日連続で一時1%余り下落−介入の兆しなし

  JLウォーレン・キャピタルを創業したチュンホン・リー最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、コロナの感染拡大が中国経済を「ここ数十年で最も暗く」していると述べた。

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