(ブルームバーグ): 中国人民元が25日の取引でドルに対して下落し、1年5カ月ぶりの安値を付けた。北京市で新型コロナウイルスの感染拡大が悪化しているほか、人民元が売られる中で中国人民銀行(中央銀行)が様子見を続けた。

中国コロナ拡大、北京市でも封鎖との懸念−住民は買いだめに奔走 

   オフショア人民元は一時1.1%安の1ドル=6.5979元と、2020年11月以来の安値となった。人民銀は営業日ごとに設定する中心レートを通じて元相場の水準に対する不快感を示唆することはなかった。2営業日連続で1%以上の下げとなっているものの、元安に歯止めをかける介入の兆しもない。人民元は本土市場でも下げた。

  ただ、中国紙の証券時報によると、人民銀貨幣政策委員会の王一鳴委員は北京で24日に開かれたフォーラムで、中国は4−6月(第2四半期)に成長率を5%余りに押し上げるため、より強力な行動を取る必要があると主張。経済リスクが高まる中で年間成長率目標を達成する基盤を敷く必要があると論じた。

中国は4〜6月に5%超の成長率確保を−証券時報が人民銀委員引用

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