(ブルームバーグ): 25日の米株式相場は反発。日中は値動きが荒かったが、取引終盤に持ち直した。大手テクノロジー各社の決算発表を週内に控え、押し目買いが入った。

  S&P500種株価指数は前週末比0.6%高の4296.12。一時は4200ちょうど近くまで下げる場面もあったが、日中の高値付近で終了した。ダウ工業株30種平均は238.06ドル(0.7%)高の34049.46ドル。ナスダック総合指数は1.3%上昇。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数も1.3%値上がり。

  個別銘柄では、ツイッターが大幅高。資産家イーロン・マスク氏が同社買収で合意したと伝わると、上げ幅を拡大した。今週はグーグル親会社アルファベットやアップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が決算を発表する予定。

イーロン・マスク氏、ツイッター買収で合意−440億ドル

  コメリカ・バンクのジョン・リンチ最高投資責任者(CIO)は「株式相場の持ち直しは、年初来安値を試す用意がまだなかったことを示している」と指摘。「先週の売りはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言に過剰反応したものだった」と述べた。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時12分現在、10年債利回りが8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.82%。

  外国為替市場ではドル指数が2020年5月以来の高値を付けた後、上げ幅を縮小。米国株が堅調さを取り戻したことや、商品相場の下落などが背景。ドルは円を除く主要10通貨に対して全面高。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。一時は0.6%値上がりする場面もあった。ニューヨーク時間午後4時13分現在、ドルは対円では0.3%安の1ドル=128円07銭。ユーロは対ドルで0.7%安の1ユーロ=1.0710ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落し、100ドルの大台を割り込んだ。中国の新型コロナウイルス感染拡大が需要に一段の影響を与えるとの懸念が背景にある。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前週末比3.53ドル(3.5%)安の1バレル=98.54ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は4.33ドル安の102.32ドル。

  みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、中国のロックダウン(都市封鎖)による潜在的な需要破壊が「現在の市場で一番の問題だ」と語った。上海のロックダウン開始以降、需要は日量120万バレル減少しており、北京で同様の措置がとられれば需要にさらなる影響が及ぶ可能性があるとも指摘した。

  ニューヨーク金相場は大幅続落。ドルの上昇を背景に、金スポット相場は3月下旬以来の安値を付け、一時2.1%安となる場面もあった。中国政府の「ゼロコロナ」戦略が続く中、同国の金需要についての見通し不透明感も重しとなった。中国は世界最大級の金消費国。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は2%安の1オンス=1896ドルちょうどで終えた。

Treasuries Rally, End Off Session Highs After Late Day Weakness(抜粋)

Greenback Trims Haven Gains as Shares Settle: Inside G-10(抜粋)

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Gold and Palladium Slide as China Lockdowns Boost Dollar(抜粋)

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