(ブルームバーグ): 26日の米株式市場時間外取引で、決済処理ネットワークを運営する米ビザの株価が上昇。新型コロナウイルス・オミクロン変異株の長引く影響で年初から数週間にわたり旅行が抑制されたほか、ロシアでの事業を停止したにもかかわらず、同社ネットワークのカード支出が急増した。

  1−3月(第2四半期)のカード支出は17%増の2兆7800億ドル(約353兆円)。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均と一致した。

  アル・ケリー最高経営責任者(CEO)は、裕福な米顧客のカード支出はコロナ禍以前の水準をはるかに上回り、1−3月の業績を押し上げたと説明した。

  発表後の時間外取引で、ビザ株は一時5.9%高の213.01ドル。この日の通常取引終了時点で年初来下落率は7.2%と、S&P500情報技術(IT)指数の19.8%より小幅にとどまっている。

  1−3月期の利益は21%増の36億ドル。1株利益は1.70ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の1.67ドルを上回った。

  ビザはロシア撤退の決定が年後半の収入を4%程度押し下げると予測。関連費用として1−3月期に6000万ドルを計上した。

©2022 Bloomberg L.P.