(ブルームバーグ): 米フォード・モーターの1−3月(第1四半期)の利益は市場予想を若干上回った。販売価格の上昇でサプライチェーンの混乱に伴う生産抑制の影響が相殺された。

  27日の発表資料によると、1−3月期の調整後1株利益は38セント。アナリストの予想平均は36セントだった。調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は23億ドル(約2950億円)と、アナリスト予想(18億ドル)を上回った。

  ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は記者団との電話会議で、1−3月決算について「強弱入り交じっていた」と説明。「半導体の供給で引き続き問題を抱えている」とし、それが特に北米事業の制約となっているほか、大型車に大きな打撃を与えているとの見解を示した。

  2022年通期のEBITについては115億−125億ドルとの見通しをあらためて示した。これは前年の水準を15−25%上回る。

  1−3月期の売上高は345億ドルと、アナリスト予想(322億ドル)を上回った。ただ、卸売出荷は前年同期比9%減の97万台近くとなり、半導体不足が業績の打撃を与えていることが新たに示された。ただ、売上高が5%減にとどまったことは販売価格の上昇を反映している。

  フォードの時価総額が1月13日に初めて1000億ドルを超えた後、同社株は40%下落している。ニューヨーク時間27日午後5時30分時点の時間外取引でフォード株は1.2%高の15.03ドル。

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