(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は景気を低迷させずに金融政策を引き締められるのか、懐疑的にみる一部トレーダーの間では、欧州中央銀行(ECB)の利上げの方がより長く続くとの見方が広がっている。

  ECBの政策金利は今後3年間で約200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられるとの見方が、短期金融市場には織り込まれている。一方の英中銀については同130bp程度とされている。英中銀はすでに65bpの利上げを決定しているが、それを考慮した上でトレーダーらはECBの方がより長期にわたって高い政策金利を維持できるとみている。

  いち早く利上げに踏み切った英中銀だが、経済リスクに直面し、利下げを迫られるとの市場の見方を反映している。インフレ加速に対応すべく利上げが必要な一方で、景気低迷のリスクもあり、英中銀のベイリー総裁は「25年前に中銀が独立性を得て以降、最も厳しい試練」に直面していると述べた。

 

(抜粋)

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