(ブルームバーグ): 豪州の国債相場が2日の取引で下落し、10年国債利回りは一時2014年11月以来の高水準に達した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が3日の政策決定会合で、10年以来12年ぶりの利上げを決定するとの観測が背景にある。

  10年国債利回りは一時14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、3.26%を付けた。同年限の米国債に対する上乗せ利回り(プレミアム)は32bpと、4月29日から13bp拡大した。

世界の債券運用、4月は過去最悪となる見込み−利上げラッシュ想定

  ノムラ・オーストラリアの金利ストラテジスト、、アンドルー・タイスハースト氏(シドニー在勤)は「豪中銀が今週、利上げサイクルを開始するという市場の確信を反映し、豪債相場はアンダーパフォームしている。米雇用コスト指数(今年1−3月)が予想を上回る伸びとなったことを受け、各国・地域中央銀行はタカ派的軌道にとどまらざるを得ず、中立的政策設定にできるだけ早く戻ろうとするだろうと市場は判断している」と説明した。

 

  オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は、豪中銀の政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標が過去最低の0.1%から年末までに2.5%に引き上げられる見通しを反映している。実際そうなれば、年間ベースで1994年以来の急ピッチな利上げとなり、豪中銀が0.25ポイントを上回る利上げを少なくとも2回決定することを示唆する。

©2022 Bloomberg L.P.