(ブルームバーグ): 注目を集めているロシアのドル建てソブリン債2本の支払いで、資金が債券保有者に届き始めた。ロシアは国内のドル準備を取り崩し、外貨建て債券でおよそ100年ぶりとなるデフォルト(債務不履行)を回避した。

  匿名を要請した3人の投資家が、それぞれの証券保管銀行にドルで入金があったことを明らかにした。これより先、ロシア政府が発行した2022年および42年償還予定のユーロ債に絡み、支払資金を国際的な決済機関の少なくとも1つが受け取り、処理を済ませたと、事情に詳しい複数の関係者が述べていた。

  この支払い猶予期限が4日だったため、ロシアはデフォルトを間際で回避した格好になる。ただ、今後数週間の支払いは一段と困難になる恐れがある。

  ロシア債保有者に金利など関連の支払いを例外的に容認している米国の規定が25日に期限を迎えるためだ。米財務省は規定を延長するかどうかをまだ決定していない。

  次回は2026年償還債と36年償還債の支払期限となる27日が注目される。ただ、今回の対象債券とは異なり、この2つの債券はやむを得ない場合に通常の支払い手段以外の選択肢もロシアに認めている。

  ユーロ建ての36年償還債は最終手段としてルーブルでの支払いも容認しており、ドル建ての26年償還債はユーロやスイス・フラン、ポンドでの支払いを認め、スイスや英国、欧州連合(EU)などニューヨーク以外の口座へのドル支払いも可能としている。

 

Russia Dodges Default as Some Investors Receive Dollar Funds(抜粋)

Russia Dodges Default for Now as Investors Get Dollar Funds (1)(抜粋)

(第3段落以降に情報を追加します)

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