(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)で副議長(銀行監督担当)を務めたクオールズ元FRB理事は3日、数十年ぶりの高インフレの抑制に金融当局が取り組む中で、米経済は恐らくリセッション(景気後退)入りするとの見通しを示した。

  同氏はイントラファイ・ネットワークの「バンキング・ウィズ・インタレスト」ポッドキャストで、「失業率が押し下げられる程度を示すインフレの強さを考慮すれば、米金融当局が再均衡化でソフトランディングに導ける可能性は低い」とし、「結果的にリセッションに至る公算が大きい」と指摘した。

  FRB銀行監督副議長の任期終了後、昨年12月に理事を退任したクオールズ氏は、金融当局がより早期にインフレ抑制を目指し行動すべきだったが、FRB指導部人事に関するバイデン大統領の決定が不透明だったためにできなかったと述べた。

  バイデン大統領がパウエルFRB議長の2期目続投を発表したのは昨年11月。パウエル氏はその翌月、バイデン氏による再指名発表まで政策のタカ派転換を控えたのではないかとの観測を否定した。

Ex-Fed Vice Chair Quarles Says U.S. Likely to Suffer Recession(抜粋)

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