(ブルームバーグ): ADPリサーチ・インスティテュートが発表した4月の米民間雇用者数は、コロナ禍での回復局面で最も低い伸びにとどまった。労働市場が逼迫(ひっぱく)する中、小規模企業が人員を増やすことが引き続き困難であることが浮き彫りになった。

  従業員数500人以上の大企業では雇用の堅調な伸びが見られたが、50人未満の小規模企業は12万人減と、過去2年で最も大きな減少幅となった。

  ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は「雇用の需要は依然として強いが、労働力が不足しているため、財・サービス両分野で雇用の伸びが鈍った」と発表文で説明。「労働市場のタイト化を背景に、小規模企業はコスト高環境での賃金競争で苦戦している」と指摘した。

  サービス部門の雇用者数は20万2000人増。娯楽・ホスピタリティーや専門職・ビジネスサービスで特に増えた。財生産部門は4万6000人増。製造業と建設業での増加が目立った。

統計表

(統計の詳細を追加して更新します)

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