(ブルームバーグ): 米供給管理協会(ISM)が発表した4月の非製造業総合景況指数は前月から低下。コスト圧力が悪化する中で、業況拡大ペースは鈍った。40年ぶりの高インフレと長引く人材難が、サービスセクターを圧迫している状況が浮き彫りになった。

  仕入価格指数は4月に過去最高の84.6に上昇。インフレ圧力が根強いことを示唆した。サービス業にはマージンの薄い企業が多いため、コスト上昇を顧客に転嫁する可能性が高くなる。

  ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は発表文で、「景況は引き続き強いが、高いインフレと生産能力の抑制、ロジスティック面での問題に妨げられている」と解説した。

  4月は17業種が活動拡大を報告。建設と公益事業、企業運営、サポートサービスで拡大が目立った。

  価格上昇を背景に、新規受注は昨年2月以来のペースに減速。他の指数はなおも堅調な消費者需要を示唆している。景況指数は3カ月ぶりの高水準となり、輸入も上昇した。

  雇用の指数は4月に49.5と、前月の54から低下。この3カ月で2カ月目の業況縮小となり、需要を満たすための人員確保に企業が苦慮している状況が浮き彫りになった。

米ADP民間雇用者数、予想下回る−回復局面で最も低い伸び (1)

  受注残の減速が示され、在庫増減の指数は約1年ぶりの水準に上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

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