(ブルームバーグ): 米国株の指標であるS&P500種株価指数は今年1−4月に1939年以来の大幅下落となったが、世界的な株安の流れはまだ終わっていないとバンク・オブ・アメリカ(BofA)が予測した。

  マイケル・ハートネット氏らBofAのストラテジストはリポートで「基本シナリオとしては依然、株式の安値と債券利回りがピークにはまだ達していないと考えている」と説明した。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)会合前の1週間には全ての資産クラスから資金が流出。不動産は過去最大の22億ドル(約2900億円)が流出した。BofAが4日までのEPFRグローバルのデータを引用したところによると、資金は米国債などの安全資産に流れた。

  ナスダック100指数は5日に5.1%下落。ほとんどの債券市場でも売りが膨らんだ。4日にはFOMC発表を受けて上昇していたが反落した。

  ハートネット氏は「投資家のポジショニングはパニックというよりも、まひという状態だ」とし、市場はインフレと成長鈍化を織り込むことに苦労していると指摘した。

  「『リセッション(景気後退)ショック』が急激に織り込まれた。1−6月(上期)の経済データが予想以上に強く、より長期にわたる大幅なインフレと利上げショックを市場が想定したために、問題となっている」と同氏は解説した。

  

Historic Rout Isn’t Over Yet, Bank of America Strategists Say(抜粋)

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