(ブルームバーグ): ド・クォン氏に関連した2種の仮想通貨が週末に売り浴びせに遭う中、ビットコインが8日、重要な抵抗線を下回り4カ月弱ぶりの安値を付け、より幅広い仮想通貨市場の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになった。

  コインマーケットキャップのデータによると、アルゴリズムによってコインの供給量を調節し、価格を安定させるいわゆるアルゴリズム型ステーブルコインの一つであるテラUSD(UST)は1ドルを割り込み、約1年ぶりの安値となった。

  仮想通貨分析会社メッサーリの調査アナリスト、クナル・ゴエル氏はアルゴリズム型ステーブルコインであるUSTの取り組みは支持者だけでなく、懐疑的な人からも注目されていると説明。USTの週末の約1%下落は仮想通貨市場全体の変動性を考慮すれば比較的控えめに思えるものの、市場は一段安に備えているようだと述べた。

  USTの価値をドルとペッグ(固定)させるために利用される仮想通貨ルナは8日、14%強下落し62.64ドルとなった。7日も12%強下げていた。

  ビットコインは抵抗線を下回り、一時約3万4450ドルと1月以来の安値を付けた。年初来の下落率は25%を超えた。

  ベンシニョール・インベストメント・ストラテジーズのリック・ベンシニョール氏はリポートで、「ビットコインは重要な抵抗線を維持せず、現在は大幅下落の可能性が高まっている」と指摘した。

Bitcoin Breaches Key Level; Do Kwon-Backed Stablecoin Slips(抜粋)

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