(ブルームバーグ): 東京株式市場はTOPIXが3営業日連続で下落。日本時間で今晩の米消費者物価指数(CPI)の公表を前に買い控えムードが強まった。米長期金利が3%を下回り、銀行や保険など金融株の下げが目立った。一方で日経平均株価は上昇。金利低下を受けて、電機や精密機器などの成長(グロース)株には買いが入った。午後は、減益見通しを発表したトヨタ自動車の株価が急落。自動車関連に売りが広がった。

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト

米CPI発表を前にポジション調整が出やすい中で、米長期金利の低下を受けて保険や銀行株に売りが出たトヨタの決算が市場予想よりも厳しい内容だったことも株式相場の重しになった。自動車セクター全体の業績見通しを慎重にみざるを得ず、関連銘柄に売りが広がった半面、自己資本利益率(ROE)や株価純資産倍率(PBR)の高い銘柄は上昇。前日の米グロース銘柄が相対的に資金が向かった流れを引き継ぎ、日本でも精密機器株が上昇した

東証33業種

背景

トヨタは今期2割営業減益見込む、原材価格上昇が直撃−株価下落FRB当局者が50bp利上げ相次ぎ支持、メスター総裁は75bpに含みドル・円相場は1ドル=130円台前半で推移、前日の日本株終値時点は130円35銭

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