(ブルームバーグ): 任天堂株が一時前日比4.5%高の5万8880円と続伸している。今期(23年3月期)の連結営業利益が前期比16%減の5000億円、スイッチ本体が同8.9%減の2100万台になるとの見通しを10日に発表したが、市場からは保守的な会社計画に対する上振れの可能性も指摘された。

シティグループ証券の山村淳子アナリストは10日付のリポートで、今期のスイッチ本体販売計画は2100万台(同社予想は2200万台)で、「半導体不足が続く中、ほぼ予想通りの水準が確保された点はポジティブ」としたソフト販売計画や営業利益計画は例年通り保守的な印象SMBC日興証券の前田栄二アナリストも10日付のリポートで、今期の想定為替レートが1ドル=115円、1ユーロ=125円と足元の水準からみて円高前提で、「業績上振れ要素となり得る」とコメントした東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは、きょうの株価の動きについて電話取材で「もともと会社計画が保守的だったのと、株式分割の話も出ているので買いやすいと受け止められている」と話した今朝実施した自社株買いについては株価の需給要因とはなりづらいこの日の任天堂株は、朝方に一時0.9%安とマイナス圏に転じる場面もあったが、その後持ち直した関連記事:任天堂:10日公表の自己株取得を終了、立ち会い外で約507億円分取得関連記事:任天堂の今期営業益16%減へ、スイッチに半導体リスク−株式分割 (2)

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