(ブルームバーグ): 米国防総省の情報機関である国防情報局(DIA)のベリア局長は10日、ウクライナに戦争を仕掛けたロシア軍が厳しい戦況に追い込まれていることから得られる教訓を基に中国による攻撃を想定した台湾防衛について米情報機関が台湾の軍隊・指導部と協力していくとの見方を示した。

  同局長は上院軍事委員会で、中国が台湾侵略を考えないようにするため軍隊や情報機関などを通じ米国が手助けできることは幾つもあると証言。台湾軍は「ウクライナの紛争から幾つかの非常に興味深い教訓を学んでいる。例えばリーダーシップや小隊の戦術、下士官部隊がいかに重要かといった点や、適切な兵器システムを用いた効果的な訓練の重要性だ」と述べた。 

  ヘインズ米国家情報長官と共に公聴会に臨んだベリア局長は「この紛争が何であるか、どんな教訓が学べるのか、防衛と訓練のどこを重視し資金を投じるべきなのかの理解を助けるため、国防総省を通じインド太平洋軍のパートナーや台湾の軍隊・指導部と協力する必要がある」と主張した。

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