(ブルームバーグ): アジア・新興国株は弱気相場の終盤に入っているが、企業利益とバリュエーションは好転を見込むには十分ではないと、モルガン・スタンレーが指摘した。同地域について「中立的」とのトップダウン予想を維持した。

  リスクは判明しているものの「依然として強力」であり、今後さらなる下振れの可能性もあると、ジョナサン・ガーナー氏らストラテジストが10日のリポートで指摘した。

  中国市場については、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)や世界的な見通し悪化のため、「最終行程は波乱に満ちたものになる可能性が高い」とローラ・ワン氏率いるストラテジストが別のリポートで分析。「政策緩和サイクルが形成されつつあるものの、タイミングと規模は新型コロナの感染制御に左右されるため、リスクが前倒しされる可能性を示唆している」と指摘した。

  モルガン・スタンレーは、日本を選好しているほか、資源輸出国および金利上昇の恩恵を受ける国を選好していると指摘。同行はブラジルの判断を「オーバーウエート」に引き上げたほか、サウジアラビア、オーストラリア、インドネシア、シンガポールを引き続き選好している。

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