(ブルームバーグ): 東京株式相場は下落。4月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回り、米国の金融引き締め強化により景気が悪化する警戒が高まった。米国市場でハイテクなどの成長株が下落した流れを受けて、国内でも情報・通信や電機株に売りが出た。個別銘柄では、取引終了後に業績を発表するソフトバンクグループの下げが目立った。

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

4月の米物価上昇率が高止まりし、米金融引き締めリスクを回避する動きが優勢になった。株式市場ではバリュエーションの高い銘柄に売りが出た米CPIが市場で期待のあったインフレのピークアウトを示す内容にはならず、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ対応の遅れや不十分さも着目されているようだ一方、日本株は欧米株に比べて円安による業績上方修正期待などがあるために底堅い。TOPIXのPER(株価収益率)は12倍台前半まで下がっており、押し目買いが入っても良いレベルだ

東証33業種

背景

米消費者物価指数、4月は予想以上の伸び−インフレ長期化を示唆 アトランタ連銀総裁、「さらなる行動」を支持−インフレ高止まりなら米セントルイス連銀総裁、0.5ポイント利上げ計画は「当面」良い基準11日のニューヨーク原油先物は6%高の1バレル=105.71ドルと3営業日ぶりに反発ドル・円相場は1ドル=129円台後半で推移、前日の日本株終値時点は130円36銭

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