(ブルームバーグ): 11日にステーブルコインのテラUSD(UST)の急落が暗号資産(仮想通貨)市場に広範囲にわたるパニックを引き起こしたが、24時間後には状況は大きく落ち着きを取り戻した。

  テラフォーム・ラブズは、USTおよび関連する仮想通貨ルナの急落を受け、ダメージを限定するためテラ・ブロックチェーンの活動をいったん停止後に再開した。仮想通貨市場で取引を容易にするために使われるステーブルコインで最大のテザーは、ミニクラッシュから持ち直し、市場全般への問題波及を警戒していたトレーダーに安心感を与えた。ブルームバーグのデータによれば、アバランチは米東部時間12日午後4時45分(日本時間13日午前5時45分)時点で8%高。

  一方、ビットコインはオーバーナイトで2万5000ドル前後に下落した後、一時6%上昇し、3万ドル付近に戻した。ビットコイン・キャッシュはいったん20%高となった。

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「テザーが安定しているという事実は、追加証拠金請求の動きが弱まりつつあることを意味している」と指摘。「まだ神経質なムードだが、売りは弱まっている。投資家はあと数日は神経質な状態だろうが、需給関係は再び落ち着いてきた」と述べた。

 

Crypto-Market Panic Subsides With Prices, Tether Stabilizing(抜粋)

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