(ブルームバーグ): 債券市場で長期金利は横ばい。日本銀行がこの日も10年国債を0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを通知し、金利上昇を抑制する姿勢を明確にしていることが引き続き支えとなった。米国の長期金利が時間外取引で低下したことで先物相場は午後に一時上昇に転じたが、その後は再び下落した。

 

市場関係者の見方

SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジスト

10年物価連動債入札は価格でいうと少し強めの結果であり、順調に通過。全国コア消費者物価指数(CPI)が4月に前年比で2%程度まで上昇する見込みであるというのは心理的にもポジティブな材料だった少し米長期金利が低下していることは相場のサポート材料。ただ、10年ゾーンは引き続きロールダウンが得られる状況でもないので、なかなか米金利低下に対して反応しにくい面はある

指し値オペ

日銀は午前10時10分の金融調節で指し値オペを実施。買い入れ利回りは10年国債366回債で0.25%4月28日の金融政策決定会合で、明らかに応札が見込まれない場合を除き、指し値オペを毎営業日行うことを決定

10年物価連動債入札

最低落札価格107円60銭と市場予想中央値の107円15銭を上回る応札倍率は3.62倍、前回は4.20倍備考:10年物価連動国債の過去の入札結果 (表)

背景

13日の米10年物国債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp)高い2.92%程度。この日の時間外取引では、一時2.88%台まで低下【米国市況】株上昇、FRB議長発言でやや安心感−ドル129円台前半ウォール街のムードに顕著な転換−成長リスクで債券が賢明なヘッジにゴールドマン、今年と来年の米経済成長率予想を下方修正

新発国債利回り(午後3時時点)

©2022 Bloomberg L.P.