(ブルームバーグ): 米国で新型コロナウイルス感染が再び広がっている。過去に感染した人が再感染するケースが多くみられ、一部には4度目の感染者もいるという。

  ただ、実際の感染状況を把握するのはこれまでに以上に難しくなっている。公式統計に含まれることが少ない家庭での簡易検査が増え、陽性者数を正確にカウントするのが事実上不可能になったからだ。また多くの州や自治体は現在、コロナ感染に関するデータを米疾病対策センター(CDC)に散発的にしか報告していない。

  オミクロン変異株の新たな亜種によって感染が拡大したとみられるが、再感染例の多くは報告されておらず、実際の状況についてはほとんど把握できていないと指摘する調査報告もある。

  CDCが10日に発表した新規感染者数は9万8000人余り。現実の感染者数がそれを上回るのはほぼ間違いない。

  ロックフェラー財団のパンデミック予防研究所でトップを務めるウイルス学者のリック・ブライト氏は「何が起きているかについて、視界は非常に悪くなっている」と語った。

  専門家らは今後数カ月の展開は読みにくいと語る。重症化を防ぐにはワクチンがなお有効だが、ウイルスは変異を繰り返しており、国民の大半はパンデミック(世界的大流行)が終息したかのように行動している。

  カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のボブ・ワフター氏は現在の状況について「過去2年で初めて、どんなに注意深く万全を期している人でも感染して不思議はないという印象だ」と指摘。感染者は「まぎれもなく急増している」と語った。

Covid Surges Again in US, With Reinfections a Chief Culprit(抜粋)

(第6段落以降を追加して更新します)

©2022 Bloomberg L.P.