(ブルームバーグ): 最近の米株反発は弱気相場での一時的な回復であり、今後はさらに下落するだろうと、モルガン・スタンレーのストラテジストは予想している。

  マイケル・ウィルソン氏らストラテジストは16日のリポートで「バリュエーションがより魅力的になったことやひどく売られ過ぎていること、金利が3%未満で安定する可能性があることから、ベアマーケットラリー(弱気相場の一時的な株高)がまた始まったようだ」とした上で、「その後は再び下落すると依然、確信している」と強調した。

欧米の株安はまだこれから、モルガンSが予想−ゴールドマンと対照的

  S&P500種株価指数は13日に2.4%高と反発したが、週間ベースでは6週連続の下落だった。

  一部のストラテジストは米株相場が底を打った可能性があるとみているが、ウィルソン氏は引き続き、株価は企業利益とマクロ経済指標の両方の減速を十分に織り込んでいないとみている。

  同氏は基本シナリオとしてリセッション(景気後退)を見込んではいないものの、そのリスクは「大きく高まった」と指摘。このため株式のリスクプレミアムは低過ぎで株価はまだ過大評価されていると論じた。

  S&P500種が現水準から約16%安の3400ポイントまで下落する可能性があると同氏はみている。ただ来春には3900を回復するとも予想、ボラティリティー高止まりも想定している。

Morgan Stanley’s Wilson Sees New S&P 500 Losses After Bear Rally(抜粋)

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