(ブルームバーグ): チェース・コールマン氏率いる米ヘッジファンド運用会社タイガー・グローバル・マネジメントにとって、1−3月(第1四半期)は既に「非常に失望すべき」スタートだったが、その後、状況は悪化した。

  今年に入り大幅下落に見舞われた大手テクノロジー株の一部の保有を減らしたものの、保有を増やした別のハイテク銘柄のパフォーマンスが一段と悪化したためだ。

  米証券取引委員会(SEC)への16日の届け出によれば、タイガーGはネットフリックスやアドビなど83銘柄の保有をゼロとするとともに、新型コロナウイルス禍にあってもてはやされたドアダッシュなどの保有を減らした。

  その一方で保有を増やした2銘柄のうち、米中古車ディーラーのカーバナは3月末以降に3分の2余りの価値を失い、デジタルバンキングのデイブは64%下落。この結果、旗艦ファンドの運用成績は4月がマイナス15%、年初来ではマイナス44%に悪化した。

  ジュリアン・ロバートソン氏のタイガー・マネジメント出身者では、コールマン氏(46)以外のファンドマネジャーもインフレ高進や金利上昇、ウクライナでの戦争を受けた株安基調の中で今年に入り苦戦を強いられている。

  スティーブ・マンデル氏のローン・パイン・キャピタルの場合、保有を減らした銘柄のうちドアダッシュが1−3月期に20%下落し、パンデミック(世界的大流行)下で人気のあったショッピファイは50%余りの価値を失った。また、タイガーGが保有を減らしたドキュサインは、コーチュー・マネジメントのフィリップ・ラフォント氏が150万株を新たにポートフォリオに加えたが、4−6月(第2四半期)に入り30%下げている。

Tiger Cubs Ditched Tech Losers, Buying Others That Fared Worse(抜粋)

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