(ブルームバーグ): 中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)とアリババグループは何年にもわたり、世界有数の急成長企業だった。両社は株式市場のお気に入り銘柄で、ピーク時の時価総額は合計で1兆7000億ドル(約220兆円)に上っていた。

  しかし、今や両社は中国当局の大手インターネット企業に対する締め付けが打撃となり、公益企業にさえ追いつくのに苦労する状態となっている。

  18日発表のテンセントの決算では、1−3月(第1四半期)の売上高の伸びが4.3%にとどまると見込まれている。一方、アリババの増収率は7.1%になると予想されている。いずれも予想通りとなれば記録的な低水準となり、デューク・エナジーやサザンなど世界10大公益企業の昨年の増収率平均(8.6%)を下回る。

  これは、かつては中国現代経済の奇跡を具現化していた両社にとって驚くべき展開だ。習近平国家主席による包括的なテクノロジー業界の締め付けを受け、インターネット業界は人員削減や新分野への投資凍結などを余儀なくされた。対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営するテンセントは最も大きな打撃を受ける可能性がある。同社の時価総額は2021年のピークから5200億ドル減少している。

中国ネット界の大競争時代終わる−テンセント、規制強化への支持表明

Tencent, Alibaba Look Like Utilities After $1 Trillion Drubbing(抜粋)

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