(ブルームバーグ): 東京株式相場は続伸。堅調な米経済指標などを受けて、米金融引き締めによる景気の減速懸念が後退した。米ハイテク株高の流れを受けて電機や精密機器株が値を上げた。米長期金利が上昇し、銀行や保険といった金融株にも収益改善を期待する買いが入った。ただ、日経平均株価は連日上昇して節目の2万7000円台を一時回復したため、達成感による売りが出て上げ幅を縮めた。

市場関係者の見方

岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジスト

米小売売上高などの経済指標で景況感が改善し、日本株にも好感した買いが入った景気の先行きに楽観的な見方が広がる中で米長期金利が上昇し、金融株を買う動きにつながった。海運や空運株も値上がりしたのは経済の力強さを見込んでのことだろう日経平均株価が一時2万7000円を上回った場面から上値が重くなったのは、達成感からの売りが優勢となったからだ。GDPの実質マイナス成長は市場予想に織り込まれていたためマーケットの反応は乏しかったようだ

33業種

背景

米小売売上高、4月は前月比0.9%増加−個人消費の堅調示唆 米製造業、生産が3カ月連続で堅調な伸び−稼働率15年ぶり高水準 GDP年率1.0%減、消費減速で2四半期ぶりマイナス成長−1〜3月パウエルFRB議長:インフレ低下まで「取り組み続けていく」

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