(ブルームバーグ): 米シカゴ連銀のエバンス総裁は17日、連邦準備制度が年内に利上げペースを減速させ、利上げ幅を0.25ポイントにすると予想していると述べた。

  同総裁はニューヨーク大学マネー・マーケティアーズで講演後に記者団に、「50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)は12月前に完了し、25bpを少なくとも数回実施していると予想する」と語った。

  さらに同総裁は「その後は利上げ幅25bpの慎重なペースにすることができる地点までは、フェデラルファンド(FF)金利を比較的速やかに引き上げたいと思っており、中立金利に達する前に25bp利上げを開始できるよう望んでいる」と説明した。

  これに先立ち、同総裁は講演で「FF金利の中立レンジに向けた調整の前倒しを支持する」と述べ、「必要な金融状況の引き締めを加速させるだけでなく、われわれのインフレ抑制へのコミットメントを示し、インフレ期待を抑えることを促す意味で前倒しは重要だ」と発言。

  また同総裁は「初期の引き締めを前倒しした後、より慎重な利上げペースに移行できると期待している。現在のインフレ圧力の度合いを考えれば、物価安定の責務を果たすには中立を幾分超える水準に政策を持っていく必要があるかもしれない」とし、「インフレは明らかに高過ぎる。これに対応するために金融政策の再配置が求められる」と語った。

 

(記者団へのコメントを追加して更新します)

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