(ブルームバーグ): 北大西洋条約機構(NATO)はフィンランドとスウェーデンから正式な加盟申請を受け取った。ロシアのウクライナ侵攻で、欧州の安全保障は様相が一変した。この北欧2カ国が加盟を果たすには、まずトルコの反対に対処する必要がある。

  NATOのストルテンベルグ事務総長は記者団に対し、「われわれの安全保障にとって重要な瞬間で、素晴らしい日だ」と発言。「歴史的な局面にあり、この機会を捉えなければならない」と語った。

  加盟実現には現加盟国による全会一致の合意が必要。だが、トルコのエルドアン大統領は16日、同国がテロ組織と見なすクルド人武装勢力をフィンランドとスウェーデンが支援していると主張、この2カ国の加盟を認めないと示唆した。

トルコのエルドアン大統領、北欧2カ国のNATO加盟に「待った」

  第一段階としてNATOに加盟する全30カ国の大使が加盟手続きを進めることに合意する必要があり、この合意を受けてフィンランドとスウェーデンは加盟交渉を開始することが可能になる。事情に詳しい複数の関係者によると、NATO加盟国大使は18日に会合を開く予定だが、決定が下される時期については明らかでない。

Finland, Sweden at Turkey’s Whim After Submitting NATO Bids (1)(抜粋)

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