(ブルームバーグ): 英国の金融業界従業員の9割近くが、もはやオフィスを主な職場とは見なしておらず、業界が新型コロナウイルス禍前の標準に戻るのは難しい状況を調査が示した。

  ユーガブがブルームバーグ・ニュースの委託で先月、英国の500人以上の金融業界従業員を対象に実施した調査で、オフィスを主な職場と考えているのは14%のみ。自宅が42%、自宅とオフィスの組み合わせは44%だった。

  リモート勤務の台頭は全てのホワイトカラー業界が抱える課題だが、トレーディングなど一部業務でオフィスに人員がそろうことが必要な金融業界では特に問題だ。ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど多くの銀行が行員のオフィス復帰を求めている。

  英国の金融業界の代弁者であるロンドン金融街シティーの首長、ビンセント・キーブニー氏は、「週3−4日のオフィス勤務という広範なコンセンサスがある」と述べた。

  しかし、オフィスと在宅勤務を組み合わせる従業員が望む割合はリモート勤務の方に大きく傾いている。週に3日以上オフィスで働きたいという回答者は2割にとどまり、週2日以下を望む回答が多かった。

  調査によると、金融業界を離れることを計画している人のほとんどは、生活の質を理由に挙げており、オフィス復帰を強要する試みは今日の逼迫(ひっぱく)した労働市場で裏目に出る可能性がある。

 

 

 

Back to the Office? Some 9 in 10 UK Finance Staff Say No Thanks(抜粋)

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