(ブルームバーグ): 米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は「株式市場が大荒れの1週間」となっているのは驚きではなく、金融政策の引き締めを一部反映したものだと指摘。インフレ抑制に向け、複数回の0.5ポイント利上げを支持する考えは変わらないと述べた。

  ジョージ総裁は19日のCNBCとのインタビューで、「われわれが期待しているのは市場の理解を通じた政策の伝達であり、こうした引き締まりは予想されているはずだ」と述べた。

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  「現在はインフレ率が高過ぎて、それを下げるために一連の金利調整を行う必要がある」とジョージ総裁は指摘。「金融環境が引き締まり始めていると判断しており、その点は注視していかなくてはならない。どの程度必要になるか理解するのは難しい」と述べた。

  その上で「今は0.5ポイントの行動に全く違和感はない」とし、米金融当局の8兆9000億ドル(約1130兆円)規模のバランスシート縮小計画が一段の政策引き締めに寄与するとも発言。「現時点では0.5ポイントでよいだろう。それよりも大幅な行動が必要だと判断するには、何か非常に異なる状況を確認する必要がある」と述べた。

  一部の米金融当局者は金利について、景気を加速も減速もさせない中立水準まで引き上げる必要性を強調している。一方でジョージ総裁はその水準がどこにあるか明確ではないとし、インフレが落ち着く兆候を見極める姿勢でいたいと説明。「私にとって、より重要なのはどの時点でインフレが横ばいになり、そして減速し始めるかだ」とし、「それが金融政策の方向性を教えてくれると考える」と語った。

(総裁の発言内容を追加して更新します)

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