(ブルームバーグ): 半導体製造装置メーカー最大手、米アプライド・マテリアルズの株価は19日の時間外取引で一時約2%下落した。半導体不足の継続が5−7月(第3四半期)見通しの重しとなった。

  同日の発表資料によると、5−7月売上高は約62億5000万ドル(約8000億円)の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は66億9000万ドルだった。同社は一部項目を除いた1株利益を1.59−1.95ドルと見込む。アナリスト予想平均は2.05ドル。

  半導体業界は業界全体に広がる不足の解消に向け十分な生産能力を確保しようと、製造装置を急ピッチで発注している。ただアプライドでも自社製品生産に必要な半導体が不足している。

  18日に軟調な見通しを示したシスコシステムズと同様にアプライドも、主要サプライヤーの拠点がある中国の一部地域のロックダウン(都市封鎖)で部品供給が受けられなくなっていると指摘した。ゲイリー・ディッカーソン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、サプライチェーンの状況把握に努めているが、新型コロナウイルス感染再拡大が確認されている上海など中国沿岸部の一部が目詰まりの地点だと述べた。これらの地域は部品製造拠点などになっているためだという。

  ディッカーソン氏は「需要は非常に力強いが、最大の問題は供給だ」とし、「今でも一部サプライヤーの稼働率は50%未満だ」と語った。こうした制約で5−7月の売上高が約1億5000万ドル押し下げられるとした。

  2−4月(第2四半期)は一部項目を除いた1株利益が1.85ドルで、市場予想の1.91ドルに届かなかった。売上高は12%増の62億5000万ドルで、これも市場予想63億6000万ドルを下回った。

(株価を追加し、CEOのインタビュー発言を追加して更新します)

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