(ブルームバーグ): 中国が実施している新型コロナウイルス感染封じ込めのロックダウン(都市封鎖)は、米国の経済成長率が1976年以来初めて中国を上回る可能性を示している。

  ブームバーグ・エコノミクス(BE)は19日のリポートで、今年の中国成長率を2%と予想。米国は2.8%成長と予測している。

  中国政府は景気てこ入れのため財政・金融・規制面で政策を駆使しているが、習近平国家主席の「ゼロコロナ」戦略で効果がそがれている。インフレ高進に見舞われている米国だが、雇用と個人消費は堅調だ。

  BEは中国成長率見通しで弱気派。2022年成長率の予想中央値は4%を超えているが、BEの予想通りなら米中の成長率が逆転する。世界銀行のデータに基づけば、中国の年間成長率は1976年以来初めて米国を下回ることになる。

  中国は70年代、「文化大革命」の混乱を脱し、「改革開放」へとかじを切った。

©2022 Bloomberg L.P.